Spring's Diary

遊戯王・MTG・ゲートルーラー・ボードゲーム等、完全に趣味の事をつらつらとw

遊戯王の「非公開領域」についての裁定

自分もその話を聞いて本当にビックリしてしまったのですが、


何やら、遊戯王



「非公開領域」に関する裁定が従来から変更されたようです・・・



これは、今後大会等でも確実にトラブルになり得ると思いますので、

一応、覚えておいて損は無いかなぁと言う事で、

今回はその話題について取り上げておきたいと思います!


少々、堅苦しい話題になりそうですが、とりあえず、結論を先に言っておくと、


「困ったらジャッジを呼べ」ですw



それでは、早速↓↓↓



そもそも、非公開領域とは、下記の公開領域以外の情報のことを指します



☆公開領域(ルールブックより引用)


「手札の枚数」「墓地のカード」「現在のライフポイント」等は公開情報であり、お互いにいつでも確認する事ができます。
手札枚数やライフポイントを聞かれたプレイヤーは、正確に相手に伝えなければいけません。
また、墓地については相手の墓地でも手にとって確認する事ができますが、その前に相手に一声かけてから行うのがマナーです。
また、墓地を確認する際は、カードの順番を変えてはいけません。



上記以外の情報を総称して「非公開領域」と言います!


つまり、「デッキに○○が何枚入っている」とか、そういう相手に知らせる必要の無い情報の事ですね〜


それが従来だと、


例えば、


手札に「青眼の白龍」が3枚ある状態で、「伝説の白石」の強制効果が発動した時、


旧裁定:強制効果なので、相手にデッキに「青眼の白龍」がいないことを証明しなければならない




☆「青眼の白龍



通常モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。
どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。



☆「伝説の白石」



チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/ドラゴン族/攻 300/守 250
このカードが墓地へ送られた時、デッキから「青眼の白龍」1体を手札に加える。



という事だったのですが、


新裁定:公開は「必須」ではなく、プレイヤー同士で話し合うかジャッジに委ねる。


との事で・・・



もし相手が虚偽を申告しても、いちいちジャッジを呼んで対応するしかなく、

上記の例ならともかく、


「マインドクラッシュ」のようなカードを使った場合のトラブルが最も懸念される感じでしょうか?(´д`)



☆「マインドクラッシュ」



通常罠
カード名を1つ宣言して発動する。
宣言したカードが相手の手札にある場合、相手はそのカードを全て墓地へ捨てる。
宣言したカードが相手の手札に無い場合、自分は手札をランダムに1枚捨てる。



従来であれば、相手の手札に宣言したカードが無かったり、あったとしてもそれが複数枚ある可能性があったので、

状況次第で、それを確認するために「手札の公開」を求めることが出来たのですが、


この裁定変更で、相手が拒めばそれが実質「不可」になってしまったということですね・・・

まぁ、もし虚偽の申告をしていて、こちら側がジャッジを呼んで不正が発覚した場合、

何らかのペナルティが発生すると考えられますので、

あれですが、この手のモラルの問題となると、

残念ながら、遊戯王は冗談にも大会でそういう紳士的なプレイヤーばかりが集まっているとは思えませんので、

こればっかりは、丸投げしないで、ちゃんと公式側がクリーンな感じでゲームができるように、ルール整備して欲しかったですねorz



ちなみに、この裁定変更の発端となったのが「天声の服従」というカードのようなのですが・・・



☆「天声の服従



通常魔法
(1):2000LPを払い、モンスターカード名を1つ宣言して発動できる。
相手は自身のデッキを確認し、宣言されたモンスターがあった場合、
その内の1体をお互いに確認し以下の効果から1つを選択して適用する。
●確認したカードを、このカードを発動したプレイヤーの手札に加える。
●確認したカードを、このカードを発動したプレイヤーのフィールドに召喚条件を無視して攻撃表示で特殊召喚する。


Q:
自分が「天声の服従」を発動し、『相手は自身のデッキを確認し、宣言されたモンスターがあった場合、 その内の1体をお互いに確認し以下の効果から1つを選択して適用する』処理が行われた場合、 自分は相手のデッキの内容を確認する事はできますか?


A:
「天声の服従」の効果処理によって、デッキの内容を確認するのは、 「天声の服従」を発動したプレイヤーから見て相手となるプレイヤーのみです。(相手プレイヤーが自身のデッキを確認します。)


「天声の服従」の効果処理によって、「天声の服従」を発動したプレイヤーは相手のデッキの内容を確認する事はできません。



相手プレイヤーが自身のデッキを確認した結果、宣言されたモンスターがあった場合、『宣言されたモンスターがあった場合、 その内の1体をお互いに確認し以下の効果から1つを選択して適用する』処理を行う際に、 その相手プレイヤーが選んだ1体を「天声の服従」を発動したプレイヤーも確認する事になります。



このタイプのサイドデッキ用のカードは、大会等では普通に見かける機会があるので、

そこらへんで毎回ジャッジを呼ぶってのは、店側への負担増になるって事に加え、

時間がかかるので、使いようによっては、ある種の遅延行為等、

別な諸問題への派生に繋がると思いますので、


本当辞めて欲しいですねorz


自分も信じられなくて、事務局に問い合わせたところ、


「現在は」上記の新裁定でご案内しております。


との回答をもらったので、今後もしかしたら、多少変更があるかも?というか、変更して欲しいですね・・・



個人的には、その手のカードを使ったり、使われたりしたら、従来通り、相手に確認を取って公開して行こうかなぁと思いますね。。。


それが勝敗に直結したとしても、不正を疑われたような形になるよりは全然マシだと思いますので、、、